胃の不調で、お悩みの方へ

腹痛と吐き気(慢性腹膜炎)

前の項目では、急性腹膜(ふくまく)炎について説明しました。
この項目では、慢性腹膜炎がどのようなものかを紹介します。

 

 

・慢性腹膜炎

 

慢性腹膜炎とは、腹膜炎の症状はあまりひどくないのですが、
治りが悪くて経過が長くものです。
ほとんどが結核性(けっかくせい)腹膜炎です。

 

 

結核性腹膜炎の原因は、結核菌の腹膜への感染で発病します。
おどろくほどすばらしい化学療法の進歩により激減はしましたが、
近年は増加傾向の兆しがありますので、注意が必要です。

 

 

腹膜が最初の発症部位であることはまれで、
多くは肺結核、結核性胸膜炎(きょうまくえん)などから,
血流あるいはリンパ管を介して伝染して発病することがほとんどです。

 

 

結核性腹膜炎の症状は、全身症状としては微熱・食欲不振
全身がだるくなったりします

 

 

お腹の症状としては、お腹がはった感じ・腹痛・腹水がでます。
腹痛は軽度のものが長期に続いて、圧痛は腹部全体にあります。
腹水は、病気の初期からしばしば現れます。

 

 

結核性腹膜炎検査・診断は、微熱・腹部膨満感などの症状が、
長期に続く時に強く疑いがもたれます。

 

 

また肺結核・結核性胸膜炎になったことがあれば、
結核性腹膜炎の可能性が高くなるため、注意が必要です。

 

 

実際には結核菌の検出は難しいので、診断が難しいのですが、
腹水が続く場合には腹水を針で刺して吸引しまして、
結核菌が確認されれば確定診断となります。

 

 

結核性腹膜炎では抗結核薬を中心に治療をはじめます。

 

 

病気の見通しは大抵は良いのですが、診断に時間がかかった時は、
治療の時期が遅れまして、腸閉塞(ちょうへいそく)を起こして、
見通しが悪くなることもあります。

 

 

肺結核・結核性胸膜炎になったことがあり、
発熱・食欲不振・全身がだるいなどの症状が続く場合には、
専門的な病院で、みてもらいましょう。


 
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