胃の不調で、お悩みの方へ

胃軸捻転症とは?

胃軸捻転(ねんてん)症とは、胃の異常な回転や、
捻転(ねじれて、向きが変わること)によって起こる、
比較的まれな病気なのです。

 

 

胃軸捻転症の原因としましては、急性型では急激な上腹部痛、
嘔吐、上腹部膨満でして、慢性型では腹部膨満、嘔気嘔吐、げっぷ、
便秘、いきみ、排ガス増加、体重増加不良などが、おこります。

 

 

回転する軸によりまして、以下に分類されますが、
混合型も報告されています。

 

 

臓器軸性捻転(ぞうきじくせいねんてん)、
または長軸捻転も言います。
胃の噴門(ふんもん)と、幽門(ゆうもん)を結ぶ線を軸にして回転。

 

 

腸間膜軸性捻転(ちょうかんまくじくせいねんてん)または、
短軸捻転とも言います。
胃の小弯(しょうわん)と、大弯(だいわん)を結ぶ線を軸にして回転。

 

 

日本におきましては、短軸捻転が多くみられるのです。

 

 

胃軸捻転症の原因としましては、
胃はじん帯、腸間膜、腹膜などで、固定されていますが、
これらのじん帯の欠如、弛緩、不全などでおこります。

 

 

胃軸捻転症の検査としましては、胸部・腹部のレントゲン検査、
胃のバリウム検査や、腹部CTなどの検査を行ないまして、
胃の捻(ねじ)れの有無や程度を診断します。

 

 

胃軸捻転症の治療としましては、
急性型と慢性型によって、以下の方法があります。

 

 

急性型で完全閉塞を起こした場合は、循環障害によって、
胃壁の壊死(えし)を生じる危険性がありますので、
胃管挿入などで回復しない場合には緊急に開腹手術を行う必要があります。

 

 

手術は、捻転を正常にもどしたのちに、
胃を腹壁や横隔膜に固定する、胃固定術を行います。

 

 

胃が壊死している場合には、胃切除が必要な場合がありますし、
最近では腹腔鏡による治療も試みられています。

 

 

慢性型の場合は、横隔膜や胃自体に異常がなければ、
多くは体位の工夫、食事を少量ずつ回数を多く摂取する、
浣腸による排便・排ガスの促進などの、保存療法によってよくなります。


 
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